健康保険の基本

健康保険証、病院、薬、医療費の仕組みについて案内を受ける家族のイラスト
医療・健康 / H001-01

日本の健康保険の基本

日本にはいくつかの健康保険制度があります。働き方や生活状況によって加入する保険が異なります。自分の加入先、手続きする場所、受診時に提示するものを確認しましょう。

最終更新日:2026年10月9日

日本の健康保険と医療制度の案内イメージ

まず確認

♙会社で働いている

勤務先の健康保険の加入対象か、会社に確認しましょう。

⌂会社の保険に入っていない

家族の扶養や国民健康保険など、加入先を確認しましょう。

✚受診時の確認

マイナ保険証または資格確認書を準備しましょう。

▤必要な持ち物

手続きの状況に応じた本人確認書類などを確認しましょう。

1. 会社の健康保険と国民健康保険の違い

比較会社の健康保険国民健康保険
主な対象加入要件を満たす会社員など自営業、学生、無職、会社の保険に入っていない人など
手続きする場所勤務先住んでいる市区町村
保険料給与等を基準に計算。会社と本人が負担所得・世帯構成・自治体等により計算
家族条件を満たせば被扶養者になれる場合あり原則、家族それぞれが被保険者
退職時資格喪失。国保や任意継続等を検討就職して会社の保険に入ったら脱退手続き

※実際の加入要件や保険料は勤務先・加入先・自治体によって異なります。

2. 自分はどこに確認する?

会社・事業所で働いていますか?
↓
勤務先の健康保険への加入対象ですか? まず会社・派遣元へ確認
↓
YES
勤務先の健康保険を確認
NO / 対象外
国民健康保険・扶養等を確認
外国人だから特別な保険になるわけではありません。
加入判断は、在留資格だけでなく、住所・勤務先・就労条件・他の医療保険への加入状況などで決まります。

3. 在留・就労タイプ別の確認メモ

技能実習・特定技能技能実習では勤務先や監理団体、特定技能1号では勤務先や登録支援機関が手続きや生活支援に関わることがあります。健康保険について分からないときは、まず担当者へ確認すると早い場合があります。勤務先とのトラブルそのものを相談したい場合は、外部相談窓口も確認してください。
会社員(技人国など)勤務先の健康保険に入っているか分からない場合は、まず人事・総務へ確認します。給与明細に健康保険料の控除があるかを見るのも一つの確認方法です。
留学生まず学校の担当窓口に相談し、加入の案内を受けましょう。学校への相談だけで手続きが完了するとは限りません。会社の健康保険に入っていない場合は、住んでいる市区町村で国民健康保険を確認するケースが一般的です。アルバイトをしていても、自動的に会社の健康保険になるとは限りません。
家族滞在・配偶者など家族の健康保険の扶養に入れるか、自分で国民健康保険へ加入するかを確認します。扶養には収入などの条件があるため、家族の勤務先や保険者へ確認します。
自営業・フリーランス・経営者会社が手続きをしてくれる前提ではないため、自分の加入先を確認する必要があります。個人事業主なら国民健康保険になることが多く、法人経営者は会社の社会保険の対象になる場合があります。
退職・転職したばかり前の会社の健康保険は退職で資格を失います。新しい勤務先の保険、国民健康保険、任意継続、家族の扶養など、次の加入先を早めに確認します。

4. 加入手続きはどうする?

会社の健康保険

1
勤務先に確認
自分が加入対象か確認。
2
必要情報を提出
氏名、生年月日、住所、マイナンバー等。
3
会社が届出
会社が資格取得の手続きを行う。
4
受診準備
マイナ保険証または資格確認書を確認。

国民健康保険

1
住民登録
まず住所の手続きを行う。
2
市区町村へ
国保の加入・脱退などは原則14日以内の届出。期限・申請方法を確認。
3
書類を提出
在留カード、マイナンバーが分かるもの、退職後なら資格喪失証明書等を準備。
4
保険料を確認
納付方法・期限・減免制度等も確認。
必要書類は自治体や状況で異なります。引越し、退職、家族の加入などがある場合は、事前に市区町村へ確認するとスムーズです。

5. 病院へ行くとき

1
資格確認
マイナ保険証または資格確認書を用意。
2
医療機関を探す
診療科・言語対応・診療時間を確認。
3
受付・診察
症状、服薬、アレルギー等を伝える。
4
会計・薬
自己負担分を支払い、必要なら薬局へ。
2026年現在の重要点
従来の健康保険証の有効期限は終了しています。医療機関・薬局では、マイナ保険証または資格確認書で資格確認するのが基本です。

6. 医療費はいくら払う?

保険診療では、窓口で支払う自己負担割合は年齢や所得等によって異なります。一般的には3割負担のケースが多いですが、全員が同じではありません。

場面確認すること
通常の受診自己負担割合、保険適用かどうか
高額な治療高額療養費制度、限度額、年間上限
入院差額ベッド代や食事代など保険外費用の有無
出産・休業出産育児一時金、傷病手当金等の対象条件
高額な医療費がかかるとき
高額療養費制度の対象や上限は、年齢・所得・診療月・制度変更などで異なります。最新の条件を加入している保険者に確認してください。

7. 退職・転職・引越しのとき

加入手続きで迷った場合:会社の健康保険の加入対象になるかは、勤務時間・雇用期間・事業所の適用状況などによって異なります。国民健康保険の届出は原則14日以内とされますが、資格取得日や必要書類、遅れた場合の取扱いは自治体へ確認してください。退職後は任意継続の申請期限や保険料、家族の扶養条件も比較し、加入先が決まる前に受診する場合は病院と保険者へ相談しましょう。

状況やること
会社を退職会社の保険資格を失うため、国保・任意継続・家族の扶養などを検討
転職前職の資格喪失と新しい勤務先の加入手続きを確認
国保から就職勤務先の健康保険に加入した後、市区町村で国保の脱退手続きを確認
他の市区町村へ引越し国保加入者は旧自治体・新自治体で必要な手続きを確認
家族構成が変わった扶養・国保世帯の変更が必要か確認

8. 困ったときの判断

会社に「保険に入れない」と言われた雇用条件と適用要件を確認し、不明なら年金事務所等へ相談。
病院で資格確認できなかった加入先の保険者、勤務先、市区町村へ資格状況を確認。
国保の保険料が高い所得申告、減免・軽減制度、納付相談の対象になるか自治体へ確認。
退職後に無保険期間がある自己判断で放置せず、加入すべき保険と資格開始日を早めに確認。

9. 次に読むと分かりやすい記事

10. 公的情報で確認する

公式情報の確認日:2026年10月9日。このページは制度の概要を外国人向けに分かりやすく整理したものです。最終的な加入可否、保険料、必要書類、給付条件は勤務先・保険者・自治体などの案内を確認してください。

タイトルとURLをコピーしました